キャットフードのいろは

前へ
次へ

キャットフードはいつあげればいいのか

飼い猫、とくに、室内飼いの場合は、食事の時間を決めて与える方がいいものです。 時間は一緒に生活する人の生活パターンに合わせると、無理なく与えることができます。

忙しい方は、1日に必要な量のキャットフードを皿に入れ、置き餌としていますが、あまり好ましいことではありません。 ドライフードでも長時間出したままでは風味が落ち、おいしいものではありません。

唾液がついた食べ残しを長時間放置すれば、季節によっては劣化が早く、健康にとって好ましいものではありません。 ましてやウェットフードの置き餌などは論外です。

また、好きな時に食べるという習慣が身につけば、病気などで体調を崩したときに思うように食べてくれませんので、食事の管理だけではなく、体調の管理もできません。

空腹の時間を作ることは、尿路結石や腎臓疾患などの予防にもなります。ですから、時間を決めて与える方がいいのです。

例えば、1日2回であれば、朝と夕方になります。 朝は6~8時、夕は18~20時というように、できるだけ均等に分けるようにします。

夜、寝る前に欲しがったりすることもありますので、その場合は、1日の必要量の一部を与えるようにするといいでしょう。

とくに、人の食事のパターンに合わせて朝昼晩と与える場合は、夕食から朝食までの時間が長くなりますので、お腹が空いてしまいます。 この場合も、寝る前に少量与えると落ち着きます。

食事の時間を決めると、生活にもメリハリができ、キャットフードの香りも食欲をそそりますので、食べてくれないということもなくなります。 キャットフードのトレイも20~30分程度で下げるようにします。

しかし、どうしても用事で帰りが遅くなるので置き餌をしなければならない場合もあります。 その場合は、朝、1日の必要量よりも少し少なめのキャットフードをトレイに入れます。

そして、帰ってから残りの量を与えます。そうすると、置き餌の食べ残しもなく衛生的で、空腹の時間も作ることができます。 食事は単なる栄養補給ではなく、健康管理でもあります。人の生活時間に合わせて工夫しましょう。

ページのトップへ戻る