キャットフードのいろは

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キャットフードを食べさせるときはどこに置く?

猫にキャットフードを食べさせる時、トレイはどこに置きますか。 最も適しているのはリビングです。 リビングはキッチンに隣接、または一体になっている家が多いため、キッチンで用意したフードを直ぐに食べさせることができます。

また、家族が集まるところでもありますから、家族の誰かが食事の様子を見守ることもできます。 リビングは大体スペース的に多少なりとも余裕がありますので、高齢になってからのケアもしやすいところです。

元気な猫は、しゃがんで食べるのは普通にできますが、老猫になるとしゃがむことも背を丸めることも苦痛になります。

1匹であれば底上げされたボウルで食べさせることもできますが、多頭飼いの場合は、5~10㎝ほどの高さのテーブルにトレイを並べる方が便利です。

キッチンで食べさせることはお勧めできません。 キッチンテーブルやシンクに上がるのが衛生的ではないこともあります。

それ以上に猫にとっては危険なものが多いところでもあるからです。 シンクの周辺には刃物もあります。調理中であれば、火も使いますので、非常に危険です。

さらに、猫が食べてはいけないネギや玉ねぎ、塩分高めの食材や残飯などもありますので、もし、口にすると大変なことになりかねません。

テーブルに置いたコップや皿を落として割り、その破片でけがをすることもあります。 ですから、キッチンへの出入り自体もできるだけ避けた方がいいものです。

出入り自由の猫の場合も、食事は家の中の方がいいでしょう。 外でフードを与えていると、そのフードを狙って近所の猫や野良猫が集まるようになります。

また、食べ終わってからすぐに片づけないと、カラスなどが集まってくることもあります。 住宅が近接しているところでは近所迷惑にもなりますので、屋外での給餌は好ましくありません。

食事の場所が変わることは猫にとっては落ち着いて食事をする環境ではありません。 家の中で愛猫が最もリラックスできるところに決めて、できるだけ同じ場所で食べさせることが好ましいことです。

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